MusicMaster.jpでは、2007年3月15日 (木)/16日 (金)東放学園音響専門学校にて開催されたデジデザイン(アビットテクノロジーズ社)主催のイベント「DigiWorld 2007」を会場からスペシャルレポート!発表されたばかりの新製品「Digidesign 003」をはじめとした最新機材の展示、プロダクトスペシャリストやプロエンジニアによる充実のセミナー、お楽しみプレゼント企画など盛り沢山な内容は、ProToolsユーザーの方はもちろん、これから音楽制作を始めたい方にとっても非常に参考になるイベントとなった。DigiWorld 2007には、先日NAMMで発表されたばかりのStructureおよびReel Tape Suite、および003など話題の最新プロダクトや各Digidesignディベロップメント・パートナー製品が一堂に展示されており、日本国内初お披露目となる多くの製品群は会場でも特に来場者の注目を集めていた。また、今回のイベントのために特別に企画されたPro Toolsのベーシックを習得可能なPro Tools 101体験セミナーや豪華スペシャル・ゲストによるPro Toolsクリエイティブ・セミナーでは、実際のレコーディングやMA現場に即した具体的なシチュエーションを元に解説、紹介が行われており、普段では聞くことのできない貴重なテクニックやTipsの数々に、セミナー会場に詰めかけた大勢のユーザーが耳を傾けていた。
展示ブースでは、デジデザインのブース中心にサードパーティ各社がブースを展開。会場入り口付近のメディアインテグレーション社ブースでは、ユーザー待望のIntel Mac対応を果たした「Styrus RMX」、「Sound Toys」、「Ivory」、「Waves L3-16」などの最新ソフトウェアの数々を展示していた。数多くのプラグインソフトウェアを扱う同社ならではの豊富な製品を実際の効果やパフォーマンス確認しながら楽しむことができた。
TDM対応プラグインや幅広くプロフェッショナル・ユースなハードウェアを取り扱うタックシステム社は、空冷ファンを備えた「ムービングProToolsシステム」、ワイヤレスDAWコントローラ「TranzPort」などを展示しており、そのProToolsシステム内にはTDMユーザの愛用者も多い、URS社プラグインシリーズやINA-GRM社GRM Toolsプラグインシリーズなどが動作していた。憧れのハイエンドプラグインのサウンドをぜひご自分の耳でも確かめていただきたい。なお、リリースを心待ちにしているユーザ多くいるであろうFRONTIER DESIGN社1フェーダーDAWコントローラ「alphatrack」については、4月初頭には発売を予定しているとのコメントが聞かれたので、非常に発売が楽しみだ!
「BFD」や「EZDrummer」など新世代のドラム音源の登場により、さらに利用価値が高まっているドラムサンプル・トリガープラグイン「Drumagog」を取り扱う宮地楽器社は、Drumagogの新シリーズ「Drumagog Platinum」などのデモンストレーションを実施した。また、昨日より新規に取り扱いを開始した米Princeton Digital社のTDMプラグイン「Space Station SST-282」やEventide社の名機SP2016をシミュレートした「Reverb 2016」、さらには仏brainworx社ハイエンド・マスタリングEQ「bx_digital」なども見受けられた。今後も同社では、ヨーロッパ各国の新しいブランドの取り扱いを検討中とのことなので、ぜひ期待したい。
デジデザインブースには、国内初登場のイベント前日に届いたという出来たてホヤホヤのパイロット版「003」、実稼働している「003 Rack」などが登場していた。筐体デザインが一新され、上位機種の「ICON」や「D-Control」の趣を取り入れたレトロフューチャーな質感は、プライベートスタジオなどでも映えること間違いなしだろう。音質的にも好評であった002をさらにブラッシュアップされたものとなっているという。また、パブリックベータテストが開始されたばかりのプロフェッショナルソフトウェアサンプラー「Structure」やアナログテープエミュレーションエフェクト「Reel Tape Suite」なども実際に体験できるコーナーが設けられており、デジデザイン社の最新ソフトウェアインストゥルメントも体験できた。
「X-Session Pro」ユーザへのDJソフトウェア「Torq LE」の無償提供でも話題のエムオーディオでは、adatオプティカル入出力を4系統備えたFireWireインターフェイス「ProFire Lightbridge」を中心とした音楽制作システムとX-Session Pro、NRV10、Conectiv、Torqなどを中心としたデジタルDJシステムなどの展示がなされており、それぞれのハードウェア、ソフトウェアの特徴を生かしたシステム作りが提案されていた。![]() |
| DigiWorld 2007 ※クリックでスライドショー開始 |
その他にも、エムアイセブンジャパン社は、「Reason3.0」を中心にReWireによるProToolsシステムとの連携などの導入事例を紹介、カメオインタラクティブ社は、スタジオでのピッチ修正プラグインのデファクトスタンダードともなっているAntares社「Auto-Tune 5」をボーカル素材を用いて、その効果や操作方法などについて実演するなど場面が見受けられた。
盛況となったDigiWorld 2007は、現在のデジタルレコーディングにおいて、定番ともなっているDigidesign ProToolsシステムをコアとし、効果的かつ能率の良い音楽制作を行える各種ハードウェアおよびソフトウェア、さらにはその活用方法までもを一度に体験でき、学べるイベントとしてプロフェッショナル、アマチュア問わず楽しめるユーザーイベントであった。
■イベント情報詳細(Digidesign)



